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2024-10-29 HaiPress
友好都市協定の締結式に出席した(右から)成沢・文京区長、中村・うるま市長、内舘・盛岡市長=沖縄県うるま市の勝連城跡で(文京区提供)
東京都文京区と沖縄県うるま市が友好都市協定を締結した。それぞれが盛岡市と友好都市であることがきっかけとなった。区によると、23区で沖縄県本島の自治体と協定を結ぶのは初めてという。
盛岡市は2012年にうるま市と、19年に文京区とそれぞれ友好都市提携を結んだ。昨年夏には盛岡市の仲介で、うるま市の子どもたちが文京区で現代版組踊「肝高(きむたか)の阿麻和利(あまわり)」を披露した。文京区からも今夏に中学生が「平和特派員事業」としてうるま市などを訪れ平和学習に取り組んだ。
こうした経緯から、両区市はさらに相互協力や交流を進めようと、新たに友好都市となることを決めた。
10月13日には、うるま市の世界遺産「勝連(かつれん)城跡」で協定締結式があり、成沢広修・文京区長と中村正人・うるま市長、内舘茂・盛岡市長が出席。成沢区長は「災害時には住民同士が手を携えて助け合えるような自治体間交流に育てたい」とあいさつした。文京区の国内協定締結等自治体は14都市、海外の姉妹都市などは4都市。(中山高志)